第6回「ブルース進行にドリアンモードを当てる」

ペンタトニックからの脱却その2 ”ブルース進行にドリアンモードを当てる”

今回テーマは「ブルース進行にドリアンモードを当てる」です

モードというと非常に敬遠されがちですが、ペンタトニックスケールが使える方ですと、結構すんなりいけると思いますよ

 

というわけで図-1でポジションを確認してみましょう

今回もKeyはAです

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Aドリアンモードの構成音はROOT、2nd、b3rd、4th、5th、6th、7thの7音です

 

上記のポジションで見て頂くとわかるとおり、マイナーペンタトニックスケールに青い丸の2nd、6thを足した形になるというのがお分かりいただけたかと思います

モードを使うコツとしましてはまずペンタトニックスケールを元に考えるのがよいと思います

 

そして少々細かいですが、ここでのドリアンモードはブルース進行A7に当てる為、マイナーペンタトニックというよりはブルーノート(ペンタトニック)スケールに2nd、6thを足すという解釈になります

※マイナーペンタトニックもブルーノート(ペンタトニック)スケールも一般的には同じ構成音で考えられますが、A7はマイナーではない為

 

実際に簡単なフレーズもご紹介してみましょう

このフレーズはわかりやすくA7一発で進めています

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以前のコラムでも紹介しましたが、よくあるブルースフレーズの着地音をテンションに変える作戦です

2,4小節目がそれぞれ6th、2ndを強調して、かなりペンタトニック感から脱却していると思います

 

このように着地点を代える作戦がモード間を出す第一歩にはお勧めです!

次回以降はドリアンモードをD7(Ⅳ7)、E7(Ⅴ7)で使用したときの解釈をご紹介していこうと思います

ではまた次回!